インターナショナルスクールのカリキュラム、何がどう違うの? British・IB・American比較
British、IB、Americanの3つのカリキュラムを、学年体系・評価方法・科目選択・進学方向の観点から見比べてみます。
インターナショナルスクールを調べていると、一度はぶつかる質問があると思います。
「British、IB、American… うちの子にはどれが合うんだろう?」
3つのカリキュラムはどれも国際的に認められた学習体系ですが、学年構成・評価方法・科目選択・進学方向においてかなり違う表情を見せてくれます。どれが優れているという話ではなく、お子さんの学び方や、ご家庭の進学計画にどの形がよりフィットするかがポイントなんですね。
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ざっくり見る3つのカリキュラム
大きく単純化するとこんなイメージです。
- British: 学年・科目ごとの体系が明確で、試験中心の評価のもとに段階的に力を積み上げていく構造
- IB: 6つの分野をバランスよく学び、エッセイ・プロジェクト・試験を組み合わせて評価する探究中心の構造
- American: 多彩な選択科目と日常的に積み上がるGPA評価、課外活動も大切にする幅広い構造
もちろん学校によって運営は少しずつ違いますが、大きな流れはこんなふうに整理できます。
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学年体系はどう進むの?
各カリキュラムは学年の進み方からして少しずつ違います。
British: Primary → Lower Secondary → IGCSE → A-Level
初等段階のPrimaryに始まり、Lower Secondary(Y7-Y9)、IGCSE(Y10-Y11)、そして最後の2年間のA-Level(Y12-Y13)へと続きます。段階ごとに目標がはっきりしていて、最後は外部試験で実力を測られるしくみです。海外のインターナショナルスクールが運営するBritishカリキュラムは、たいていCambridge International(CAIE)の資格体系に沿って進められます。
IB: PYP → MYP → DP
初等段階のPYP、中等段階のMYP、そして高等段階のDPと進みます。特にDPは2年間にわたる集中プログラムで、6分野の科目に加え、TOK(知識の理論)、EE(課題論文)、CAS(創造性・活動・奉仕)といったコア要素を組み合わせて学ぶのが特徴です。
American: Elementary → Middle School → High School
初等(G1-G5)、中等(G6-G8)、高等(G9-G12)に分かれています。High SchoolではAP(Advanced Placement)やHonorsといったより難度の高いトラックに挑むこともでき、卒業までに積み上がるGPAが進学で大きな役割を果たします。
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評価方法はどう違うの?
評価方法は3つのカリキュラムで最もはっきり分かれるところです。
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British: 学期末の外部試験中心。日々の取り組みより、最後の試験で実力を一気に示す方式です。試験に強いお子さんには向きますが、一度きりの試験のプレッシャーは大きめです。
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IB: エッセイ・プロジェクト・試験の組み合わせ。校内評価と外部評価がバランスよく混ざります。自分の考えを文章で表現することに慣れている必要があり、普段の課題量も決して軽くありません。
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American: コツコツ積み上がるGPA評価。日々の課題・小テスト・試験のすべてが学期成績に反映されます。一発勝負のプレッシャーは少なめですが、継続性が何より大事になります。
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科目選択の幅は?
選べる幅もカリキュラムごとに性格が違います。
BritishのA-Levelは通常3〜4科目に絞って深く学ぶ構造です。得意分野や進学に必要な分野に集中して専門性を高められますが、同時にいろいろな分野を試すのは難しい傾向があります。
IBのDPは6つの分野(言語・数学・科学・人文・芸術など)からそれぞれ1科目ずつ選択してバランスよく学びます。どれかをまるごと外すことはできないので、幅広い学問の基礎が育ちます。ただし学習量はそれなりにずっしりしています。
AmericanのHigh Schoolは選択科目がとても幅広いのが特徴です。必修科目以外にAP、Honors、一般の選択科目などを幅広く試せるので、進路をゆっくり探したいお子さんによくフィットします。
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進学方向はどうつながるの?
進学方向にもカリキュラムごとに強い地域があります。
- British: イギリスやヨーロッパの大学進学に強いトラックとして知られています。UCASのようなイギリスの入試システムとも自然につながります。
- IB: 世界の主要国の大学で最も広く認められている国際資格です。アメリカ・イギリス・カナダ・オーストラリア・EU主要国など、幅広い進学先で通用します。
- American: アメリカ・カナダの大学進学に強みがあります。GPAと課外活動が入試に同時に反映されるアメリカ式の入試構造とよく噛み合います。
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ただ、ひとつだけ強調しておきたいことがあります。
これは絶対的な基準ではありません。 国ごと、学校ごとに、それぞれのカリキュラムから進学を目指せるさまざまな選考方法があります。たとえばIBからイギリスの大学に進む学生も多いですし、A-Levelからアメリカの大学に進む学生も少なくありません。気になる学校の入学要件は直接確認するのがおすすめです。
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どんなご家庭に合うの?
お子さんの傾向別に、大きな絵を描くとこんな感じです。
- Britishタイプ: 段階的に積み上げる学び方がしっくりきて、得意な科目を深く掘り下げたく、大きな試験に集中するのが得意なお子さん
- IBタイプ: 自分から問いを立てて探究するのが好きで、いろいろな分野をバランスよく学びたく、エッセイで考えを表すのが自然なお子さん
- Americanタイプ: いろいろな分野を幅広く試したく、コツコツとした取り組みが強みで、スポーツやクラブなどの課外活動も学校生活の一部だと感じるお子さん
もちろんお子さんの性格はひとつの型にきれいに収まるわけではありません。3つの特徴をすべて持つお子さんも多いですし、学年とともに変わっていくこともあります。
ですから、カリキュラム選びは、学校の場所・教育環境・ご家庭の進学計画・お子さんの興味や得意分野を総合的に見て決めるのが一番です。可能であれば、学校見学や在校生・先生との対話も大きな助けになります。
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どのカリキュラムを選ぶにしても、最後にいちばん大事なのは、お子さんがその環境でのびのびと育ち、楽しく学んでいけるかどうかだと思います。この記事が、その最初の一歩を気楽に踏み出すための小さな助けになれば嬉しいです!
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